東京23区 治安ランキング【2026年最新・町丁目データで算出】
公開: 2026年7月8日 / データ: 警視庁 令和7年(2025年)町丁別認知件数・メールけいしちょう直近12ヶ月換算ほか
警視庁の町丁目別犯罪統計・不審者情報・交番/夜道の環境データから算出した「安心スコア」の23区平均で、1位は品川区(58.1点)、最下位は新宿区(45点)でした。 ただし本記事の結論はランキングそのものではありません。データを町丁目まで割ると、同じ区の中に平均67点もの差があり、「治安のいい区」を選ぶことより「区の中のどこに住むか」のほうがはるかに重要です。
23区ランキング(安心スコア平均・高いほど良い)
スコアは犯罪(45%)・不審者(30%)・交番アクセス(15%)・夜道(10%)の4軸を都内約5,100町丁目のパーセンタイルで評価し、区内全町丁目を平均したものです(算出方法の全文)。
| # | 区 | 安心スコア | 評価町丁目数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 品川区 | 58.1 | 127 |
| 2 | 世田谷区 | 56.2 | 275 |
| 3 | 目黒区 | 56.2 | 87 |
| 4 | 文京区 | 54.2 | 68 |
| 5 | 杉並区 | 54 | 139 |
| 6 | 墨田区 | 53.4 | 104 |
| 7 | 大田区 | 51.7 | 211 |
| 8 | 江東区 | 51.1 | 155 |
| 9 | 北区 | 50.5 | 113 |
| 10 | 豊島区 | 50.3 | 83 |
| 11 | 中央区 | 50.2 | 97 |
| 12 | 台東区 | 50.2 | 108 |
| 13 | 練馬区 | 50.2 | 201 |
| 14 | 葛飾区 | 49.9 | 154 |
| 15 | 江戸川区 | 48 | 195 |
| 16 | 中野区 | 47.1 | 85 |
| 17 | 板橋区 | 46.6 | 134 |
| 18 | 港区 | 46.6 | 117 |
| 19 | 渋谷区 | 46.3 | 80 |
| 20 | 荒川区 | 45.8 | 52 |
| 21 | 足立区 | 45.6 | 266 |
| 22 | 千代田区 | 45.1 | 113 |
| 23 | 新宿区 | 45 | 150 |
よくある「文京区が1位」とランキングが違う理由
総件数÷人口だけで並べる一般的なランキングでは文京区が例年1位です。当サイトの集計で順位が入れ替わるのは、評価軸が異なるためです。 ①罪種を重み付け(自転車盗より強盗・声かけ・住居侵入を重く=女性の一人暮らし視点)、②不審者情報を独自集計(警視庁メールけいしちょうの配信を毎日アーカイブして町丁目に割当)、③交番距離・夜道の明るさを加点。 つまりこのランキングは「刑法犯が統計上少ない区」ではなく「一人暮らしの生活者として不安要素が少ない区」の序列です。どちらが正しいかではなく、目的が違います。総件数ベースの順位は各区ページに掲載しています。
本当の結論: 区の差より「区内の差」が大きい
1位の品川区と最下位の新宿区の差は13.1点。一方、同じ区の中の町丁目差は平均67点あります。区内格差が大きい区の実例:
| 区 | 落ち着いている例 | 認知件数が多い例 | 差 |
|---|---|---|---|
| 品川区 | 豊町5丁目 (87) | 勝島2丁目 (4.5) | 82.5 |
| 足立区 | 西伊興3丁目 (85.4) | 六町4丁目 (10.1) | 75.3 |
| 渋谷区 | 千駄ヶ谷6丁目 (87.7) | 千駄ヶ谷5丁目 (12.6) | 75.1 |
| 練馬区 | 関町東2丁目 (81.1) | 大泉学園町9丁目 (7.2) | 73.9 |
| 墨田区 | 緑4丁目 (83.5) | 東墨田2丁目 (11.5) | 72.0 |
象徴的なのは品川区です。豊町5丁目(87点)と勝島2丁目(4.5点)は地図上では隣り合うエリアですが、スコア差は82.5点。 「品川区は治安が悪いからやめる」という区単位の判断は、実際にはこの差を全部捨てていることになります。物件を検討する際は、住所の丁目まで入れて診断してください。
よくある質問
データの出典は?
警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」(令和7年)、警視庁「メールけいしちょうオープンデータ」(CC BY 4.0)、総務省統計局「国勢調査」(2020年)、OpenStreetMapです。全ページで同じ出典と計算式を使っています。
スコアが低い区・町丁目は「危険」ということ?
いいえ。スコアは都内での相対的な位置(パーセンタイル)で、認知件数が相対的に多い/環境指標が低いことを示すだけです。繁華街や駅前は来街者が多いぶん数値が大きく出る傾向があり、住宅としての魅力とは別の話です。
ランキングはいつのデータ?更新される?
犯罪統計は令和7年(2025年)の年次確定値、不審者情報は直近12ヶ月換算です(2026年7月時点)。警視庁の年次更新にあわせて自動で再計算されます。
23区以外(市部)のランキングは?
市部・郡部を含む全57市区町村を同じ物差しで評価しています。トップページの「エリアから探す」から各市のページをご覧ください。
女性の一人暮らしで最初に見るべき数字は?
総合点よりも「不審者」軸と「夜道」軸を先に見てください。声かけ・つきまとい等の発生は刑法犯統計に表れにくく、体感の安心に直結します。各町丁目ページで軸別に確認できます。
まとめ: 区で絞り、丁目で決める
ランキング上位の区は確かに平均的に落ち着いていますが、家賃や通勤との兼ね合いで下位の区を選んでも、丁目を選べば上位区の平均より安心な住所はいくらでもあります。 候補の駅が決まったら駅名で診断、物件が決まったら住所の丁目まで入れて確認する — この2段階が、このデータの正しい使い方です。
本記事のスコアは公開統計に基づく相対評価であり、特定の地域の安全性を保証・断定するものではありません。出典・計算方法はこちら。